感染症法
【2023年通常国会ハイライト④】感染症対策に社会的格差の視点があるかただしました
感染症対策で障がい者は文字どおり「置き去り」 2023年通常国会には、国立感染症研究所と国立国際医療研究センターを統合し、「国立健康危機管理研究機構」を作るための国立健康危機管理研究機構法案が政府から提出されました。米国の疾病対策センター(CDC)をモデルに、感染症に関する科学的知見を政府に提供する役割を担うもので、新機構は「日本版CDC」とも呼ばれます。 米国でも日本でも、新型コロナウイルス感染 […]
2023年5月30日 厚生労働委員会質疑(国立健康危機管理研究機構法案審議)「感染症対策は『格差対策』だ」
〈質疑〉○天畠大輔君れいわ新選組の天畠大輔です。代読お願いします。 本日は、私のコロナ療養の体験談から話を始めます。私は、昨年12月に新型コロナウイルスに感染し、介助者とともに自宅療養を余儀なくされました。通常、重度障がい者はコロナに感染した時点で入院を勧められますが、私は慣れた介助者との自宅療養を選びました。なぜなら、病院では完全看護体制やコロナ禍の感染対策を理由に介助者の付添いを断られることが […]
2023年5月25日 厚生労働委員会質疑(国立健康危機管理研究機構法案審議)「『官邸が司令塔』にだまされるな!日本版CDC」
○天畠大輔君れいわ新選組の天畠大輔です。国立健康危機管理研究機構という「飛行機」には操縦桿が2つ付いています。代読お願いします。 今国会で「新型インフル特措法及び内閣法改正法」が成立し、「内閣感染症危機管理統括庁」が発足する見込みです。資料1はそのポンチ絵ですが、ご覧のとおり、この内閣感染症危機管理統括庁が司令塔となって、国立病院など指定公共機関、本法案で審議される国立健康危機管理研究機構、厚労省 […]
2022年11月24日 厚生労働委員会質疑「感染症法等改正案審議 総理質疑・対政府質疑・反対討論」
<総理質疑>○天畠大輔君れいわ新選組の天畠大輔です。代読お願いします。 代読いたします。今年9月、国連の障害者権利委員会が、日本政府に対する総括所見を出しました。その中の勧告の一つに、このような項目があります。資料をご覧ください。要約しますと、「公的な意思決定プロセスにおいて、コミュニケーション支援や合理的配慮をきちんとしたうえで、多様な障害者団体との積極的かつ有意義で、効果的な協議の場を確保する […]
2022年11月18日 厚生労働委員会質疑「感染症法等改正案審議 参考人質疑」
○天畠大輔君れいわ新選組の天畠大輔です。代読お願いします。 参考人の皆様、本日はありがとうございます。私からは、感染症に罹患しても医療につながりにくい方や重度障がい者への医療提供体制について伺いたいと思います。 まず、田中参考人と河原林参考人に伺います。感染症のまん延期には、感染拡大防止のため、家族や介助者など、入院時の付添いをめぐる課題が深刻化することがあります。日常動作やコミュニケーションに介 […]
2022年11月15日 厚生労働委員会質疑「感染症法等改正案審議」
○天畠大輔君 れいわ新選組の天畠大輔です。今日は、水際対策における人権への配慮について質問します。代読お願いします。 代読いたします。検疫法の一部改正案は、日本入国時の新たな水際対策を定めています。具体的には、感染のおそれのある入国者の自宅などからの外出指示や情報提出の協力を検疫所長が求められるようになっています。水際対策には第一義的に病原体の国内流入を防ぐという大きな目的もありますが、これまで、 […]