「勝訴相次ぐいのちのとりで裁判 早期全面解決を求める12.1緊急集会」に参加しました(12月1日)
2013年からの史上最大の生活保護基準引き下げに対して、全国30の原告団が立ち上がっている「いのちのとりで裁判」。今年10月までに出た22の地裁判決は原告側の12勝10敗。特に直近の判決では9勝1敗と、勝訴が続いています。さらに、先日11月30日の名古屋高裁の判決では、支給額の引き下げを取り消すとともに、「引き下げを取り消しても精神的苦痛はなお残る」と指摘し、この裁判では初めて国に賠償を命じました。国が過ちを認め謝罪し、原告らの被害回復を含めた全面解決を求める12月1日の集会に参加し、ともに取り組むことを誓いました。
天畠の挨拶は以下の通りです。
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れいわ新選組の天畠大輔です。生活保護の大幅な引き下げを国が決めて10年。生活保護の切り下げは、もちろん私たち障がい者にとって、決して無視できません。それだけでなく、今回の問題は、多くの制度に連動する可能性があります。すべての人が、社会に居場所を確保できるかにかかわる、まさに「いのちのとりで」の問題です。
昨日、11月30日の名古屋高裁の判決により、国の敗訴は高裁/地裁を含めて13例に及びます。さらに名古屋高裁の判決は、支給額の引き下げを取り消すとともに、「引き下げを取り消しても精神的苦痛はなお残る」と指摘し、国に賠償も命じる初めての判決となりました。これまで国は、基準引き下げの根拠となった計算方法は厚生労働大臣の裁量権の逸脱であり、違法とする厳しい判決をもってしても、過ちを認めず「減額は適切だった」という姿勢を崩しません。
優生保護法訴訟でもそうですが、国は自ら、国民からの信頼を損なおうとしているのでしょうか。憤りを禁じえません。名古屋高裁の判決を真摯に受け止め、国は上訴をやめるべきです。訴訟に立ち上がり、闘い続ける皆様の勇気に改めて敬意を表します。皆様からのご指導ご鞭撻を受けて、私も頑張ってまいります。ともに頑張りましょう!
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れいわ新選組代表の山本太郎参議院議員も参加しました!