いのちのとりで裁判全国アクション「4.3決起大集会」に参加しました(2025年4月3日)

4月3日に国会内で開かれた、いのちのとりで裁判全国アクション「4.3決起大集会」に参加し、挨拶しました。

れいわ新選組の天畠大輔です。東京高裁2件の勝訴、本当におめでとうございます!

2013年の生活保護基準の引き下げに対し、全国で訴訟に立ち上がった1000人を超える原告の方々を始めとして、闘っておられる皆さまに改めて敬意を表します。

先日、東京はっさく訴訟、さいたま訴訟において東京高裁が2件とも勝訴判決を下し、高裁でも6勝4敗とリードしています。さらに今年の夏までに最高裁による統一判断が示されることもほぼ確実となっています。しかし、本来はこの時点で、国は一刻も早く過ちを認めて上告を取り下げ、判決を受け入れるべきです。そして、その反省に立ち、生活保護基準を大幅に引き上げるべきです。

昨年末、食費や光熱費などの日常の生活費に充てられる「生活扶助」について、厚生労働省は、物価の高騰などを受けた特例の加算を、来年度から2年間、さらに500円上乗せする方針を示しました。しかし皆様がおっしゃるとおり、これでは引き上げ率はたったの0.7%であり、スズメの涙です。物価高に見合う引き上げ率は少なくとも13%以上ですから、われわれも大幅な引き上げを求めてまいります。

そして名古屋高裁判決でも言及されていたとおり、食べるだけで精いっぱいという状況では、生存権の保障とは言えません。社会参加も含めた真の意味での生存権保障が確立されるためにも、生活保護を受給する当事者や支援者の意見が反映される仕組みの構築を引き続き訴えていきたいと思います。

これからも生存権の保障を訴える障がい当事者の一人として、皆さまとともに闘います。ともに頑張りましょう!ありがとうございました。