「水俣病被害者救済の最終解決を目指す院内集会」に参加しました(2025年2月14日)

2月14日、「水俣病被害者救済の最終解決を目指す院内集会」に参加し、下記のとおり挨拶しました。
れいわ新選組の天畠大輔です。高齢の被害者を相手に裁判を引き延ばす国を許せません。
本日の院内集会にご参加の皆さん、本当にお疲れさまです。
大阪地裁がノーモア・ミナマタ第2次近畿国賠訴訟の原告128人全員に対して勝訴を言い渡したにもかかわらず、国と熊本県がこれを不服として一昨年10月に大阪高裁へ控訴したというニュースに接し、私は例えようのない大きな怒りを感じました。
旧優生保護法下における強制不妊手術裁判においても国は、上訴取り下げと、被害者との早期和解を訴える多くの声を無視し、昨年7月に最高裁で違憲判決を受けてからやっと謝罪するという大きな過ちを犯しました。
国が時間稼ぎをしている間に、塗炭の苦しみを味わった被害者たちが次々に亡くなっていくという構図もまったく同じです。
私は14歳のときの医療ミスで四肢麻痺、発話障がい、視覚障がい、嚥下障がいを負いました。長い時間をかけて介助体制を整え、福祉サービスを使いながら、介助者とともに地域で暮らし、議員活動を行っています。
被害者の皆さんの日々の苦しみ、痛みを思う時、一刻も早い全面解決を願わずにはいられません。
水俣病が公式確認されて68年もの歳月が流れているのに、いまだに置き去りにされている被害者がいるとは、何という非道でしょうか。
公害は絶対に起きてはなりませんし、被害者は全員救済されなければなりません。
今こそ、被害者の皆さん、弁護団、支援者、そして国会議員が力強くスクラムを組み、最終解決を直ちに勝ち取るときです。
私もその一員として最後まで闘い抜きます。皆さん、いっしょにがんばりましょう。