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「介助付き就労」学習会に参加しました(9月28日)

9月28日、永田町の都道府県会館で開かれた「介助付き就労学習会」に参加しました。 天畠は議員になる前から、生活動作(食事、トイレなど)や業務補助(PC 操作、読み上げなど)に介助を付けながら働く「介助付き就労」について、様々な形で学術研究をしていました。中でも3年前にはトヨタ財団の研究プロジェクトに採択され、多角的な調査研究に着手していました。昨年、議員になってからは研究代表を退き、仲間たちが研究 […]

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車いす議員5人で、改正旅館業法により障がい者らが不当な宿泊拒否を受けない指針をつくるよう厚労省に要望書を提出しました(9月25日)

第211国会で、改正旅館業法が成立しました。この法改正にあたっては、障害を理由とする宿泊拒否が生じうるなどの懸念が指摘されてきました。今年12月の法施行に向けて現在、「改正旅館業法の円滑な施行に向けた検討会」が開かれ、政省令と指針策定に向けた議論が進んでいます。 2023年9月5日の第2回検討会で示された政省令及び指針案は、障害者団体等への意見聴取が概ね反映された内容となっています。しかし、検討会 […]

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「天海訴訟東京高裁逆転勝訴!千葉市の上告受理申し立てに抗議する総決起集会」にオンライン参加しました(9月19日)

9月19日、衆議院第一議員会館で行われた「天海訴訟東京高裁逆転勝訴!千葉市の上告受理申し立てに抗議する総決起集会」にオンライン参加しました。 まず天海訴訟の概要について、支援する会のホームページより引用します。 重度の障害者の人たちは障害者総合支援法により、自宅内でのヘルパー介護や外出時の介助などの福祉サービスを活用し、毎日元気に生活し、また社会へ参加しています。ところが65歳になると介護保険法適 […]

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【2023年通常国会ハイライト⑧】滝山病院問題を予算委員会で取り上げました

予算委員会で精神科病院を取り上げる意味 東京都八王子市の精神科「滝山病院」の看護師が、今年に入り複数名、患者への暴行容疑で逮捕、略式起訴されています。この件を扱ったNHKのドキュメンタリー番組は、社会全体に大きな衝撃を与えました。このような事態を二度と繰り返さない観点から、2023年通常国会にのぞみました。 「我が国幾十万の精神病者は実にこの病を受けたる不幸のほかに、この国に生まれたるの不幸を重ぬ […]

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【2023年通常国会ハイライト⑦】重度障がい者の入院時介助者付き添いが出来ないのはおかしい!あらゆる機会に解決を求めました

重度障がい者の入院時介助者付き添いはなぜ不可欠なのか 「重度障がい者の入院時介助者付き添いが不可欠」と聞いて、皆さんはどう感じるでしょうか。入院中の簡単な世話なら看護師さんがしてくれるのでは?家族が付き添えば良いんじゃないの?そもそも不可欠と言う程ケアが必要なの?などと思われるかもしれません。しかし、重度身体障がいの当事者にとって、入院時介助者付き添いは文字通り「生命線」なのです。 理由①コミュニ […]

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【2023年通常国会ハイライト⑥】「制度の狭間」に取り残された1型糖尿病患者への支援を提起しました

1型糖尿病を知っていますか 1型糖尿病をご存知でしょうか。日本における小児期発症患者の年間発症率は10万人に1.5~2.5人、糖尿病全体のうちの数%にすぎません。 血糖値を下げるホルモンであるインスリンを体内で作れなくなる病気です。ウイルス感染などをきっかけに、膵臓のインスリン生産細胞が破壊されることで発病します。人はインスリンにより体に糖分を取り込まなければ生きていけませんから、1型糖尿病はイン […]

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【2023年通常国会ハイライト⑤】分断を深める「宿泊拒否拡大」法案に反対しました

法案に問題多く衆議院で大幅修正 旅館やホテルといった宿泊施設について定める「旅館業法」という法律があります。この第5条では、基本的に「営業者は宿泊を拒んではならない」と定められています。旅館業にはすべての人、とりわけ弱い立場にある人が路頭に迷うことを防ぐ公的役割があるからです。 一方で、この5条には例外規定(=宿泊拒否要件。法改正前は、(法改正前は、「伝染性の疾病にかかつていると明らかに認められる […]

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津久井やまゆり園事件から7年を迎えて

元職員が自分のかつての職場である知的障がい者福祉施設に刃物を持って侵入、入所者19人を刺殺し、職員を含む26人に重軽傷を負わせたあの事件から7年が経過しました。この事件で亡くなった方々のご冥福を心からお祈りいたします。 犯人は逮捕後の取り調べにおいて「障がい者なんていなくなってしまえ」と供述するなど、強固な差別意識が動機となって犯行に至ったことが明らかになりました。その衝撃は、私を含む多くの障がい […]

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【2023年通常国会ハイライト③】差別防止の実効性を高めたゲノム医療法案修正案を提出しました

より良い遺伝子を上位に置いてしまわないか? 近年、私たち人間のもつ遺伝情報に基づくゲノム医療が、がんなどに用いられています。ゲノム医療を望む誰もがその利益を等しく享受できる環境整備は、とても重要です。一方で、遺伝情報・ゲノム情報の取り扱いについては、細心の注意を払う必要があります。 そこで超党派の「適切な遺伝医療を進めるための社会的環境の整備を目指す議員連盟」がこの間、議員立法でゲノム医療に関する […]

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【2023年通常国会ハイライト②】国会のバリアフリーは温情主義で進めたものではないと答弁を取りました

国会のバリアフリー、合理的配慮を滞らせないために 4月11日の内閣委員会で、国会議事堂のバリアフリーと、障がい当事者議員への合理的配慮について質疑しました。令和5年度予算案の本会議採決時に、れいわ新選組の木村英子議員が本会議場の壇上で発言したところ、自民党の西田昌司議員がご自身の動画で誹謗中傷を行ったことが、この質疑の直接のきっかけです。 西田議員は動画で「参議院のバリアフリー工事等に対して感謝の […]

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