厚生労働委員会
2024年4月4日 厚生労働委員会質疑「あなたの街にも?あの法律にも?障がい者を締め出す欠格・制限条項の改正を」
○天畠大輔君れいわ新選組の天畠大輔です。われわれ障がい者に対する欠格条項について質問します。代読お願いします。 15年ほど前、私は大学から社会福祉士の受験推薦が得られませんでした。介助を付けて実習を済ませ、点数も十分だったのにです。「社会福祉士の仕事の本質の部分は、介助を付ければこうできる」ではなく、「前例がない」という予防的発想の門前払いで、あきらめざるを得ませんでした。 今日質問する欠格条項や […]
2024年4月2日 厚生労働委員会質疑「年金の障害認定基準 不合理にもほどがある!/災害時に休薬が危険な薬(インスリン製剤など)一人ひとりに届けるために」
○天畠大輔君 れいわ新選組の天畠大輔です。大臣の所信表明を受けて、質問します。代読お願いします。 国は、2025年に年金制度改革を行う方針です。しかし、障害年金に対する議論は進んでいません。特に、年金制度の根幹をなす国民年金法施行令や障害認定基準は、障がいのある方の社会参加が進んできている現代にそぐわない時代錯誤の基準です。 資料1をご覧ください。国民年金法施行令別表では、1級9号や2級15号の内 […]
2024年3月22日 厚生労働委員会質疑(委嘱審査)「在宅の危機!令和6年度報酬改定を当事者議員がチェックします」
○天畠大輔君 れいわ新選組の天畠大輔です。訪問介護の基本報酬引下げは言語道断です。代読お願いします。 今回の介護報酬改定で、政府は「訪問介護事業所の利益率が高い」と数字だけを捉えて、高齢者の在宅生活を支える訪問介護の基本報酬を引き下げました。しかし、これは現場の実態とは合いません。高齢者が一棟のマンションなどに集住し、利益率が高いと言われる「サービス付き高齢者向け住宅」、これも訪問介護に分類されま […]
2023年12月5日 厚生労働委員会質疑(大麻取締法等改正案 対政府質疑)「厳罰化『ダメ。ゼッタイ。』」
〈質疑〉○天畠大輔君 代読します。れいわ新選組の天畠大輔です。まず、大麻取締法等改正案の立法事実について質問します。 資料1をご覧ください。おととし5月14日の第6回「大麻等の薬物対策のあり方検討会」の配付資料です。タイトルは「大麻合法化の影響」となっており、米国において大麻を合法化したコロラド、ワシントン、オレゴンの3州を例に挙げたうえで、「交通事故、救急搬送、違法栽培、違法販売が増加している」 […]
2023年11月30日 厚生労働委員会質疑(大麻取締法等改正案 参考人質疑 )「『使用罪』ホントに必要?」
○天畠大輔君れいわ新選組の天畠大輔です。参考人の皆様、ありがとうございます。代読お願いします。 はじめに、丸山参考人と岡﨑参考人のお2人に伺います。もしお2人が薬物問題に関する政策責任者だとしたら、日本の薬物政策のどの部分をどのように変革なさいますか。たとえば、当事者参画、非犯罪化、回復プログラム、司法制度、支援組織に対する支援策などについてお考えをお聞かせください。丸山参考人からお願いいたします […]
2023年11月16日 厚生労働委員会質疑「テーマいろいろいきます!改正旅館業法下での宿泊拒否を防ぐ・改正障害者差別解消法ガイドラインへ提案・障害者医療費助成の国保減額措置に異議あり!」
○天畠大輔君れいわ新選組の天畠大輔です。まず、改正旅館業法について伺います。代読お願いします。 第211回国会で成立した改正旅館業法では、障がいを理由とする宿泊拒否が生じ得るなどの懸念から、私は反対の立場を取りました。法案成立後に、厚労省は「改正旅館業法の円滑な施行に向けた検討会」を開きました。障がい当事者も委員として参画し、様々な障がい者団体の意見聴取を行ったうえで、先月、とりまとめ及び政省令・ […]
2023年11月9日 厚生労働委員会質疑「災害時にも緊急時にも糖尿病をもつ人に安心を」
2024年1月25日、文部科学省とこども家庭庁が事務連絡「学校等における重症の低血糖発作時のグルカゴン点鼻粉末剤(バクスミー®) 投与について」を発出し、学校や保育所、デイサービスなどの教育現場で生徒が重症低血糖発作を起こしたときに、「グルカゴン点鼻粉末剤(バクスミー®)」を教職員などが投与できるようになりました。当事者や家族の方々が行政に働きかけを続けてこられ、天畠もこの質疑で求めていました。 […]
【2023年通常国会ハイライト⑥】「制度の狭間」に取り残された1型糖尿病患者への支援を提起しました
1型糖尿病を知っていますか 1型糖尿病をご存知でしょうか。日本における小児期発症患者の年間発症率は10万人に1.5~2.5人、糖尿病全体のうちの数%にすぎません。 血糖値を下げるホルモンであるインスリンを体内で作れなくなる病気です。ウイルス感染などをきっかけに、膵臓のインスリン生産細胞が破壊されることで発病します。人はインスリンにより体に糖分を取り込まなければ生きていけませんから、1型糖尿病はイン […]
【2023年通常国会ハイライト①】過去に国が障がい者らに行った強制不妊手術への謝罪・補償・再発防止を大きく取り上げました
原告と総理の面会求める 優生保護法(1948年成立)という法律のもと、遺伝性疾患のある人、ハンセン病患者、障がいのある人々などが、不妊手術や人工妊娠中絶の被害に遭ったことをご存知でしょうか。50年近く続いたこの法律による、不妊手術の被害者は、分かっているだけで約25,000人にのぼります。 1996年、この法律は「母体保護法」へと改正され、強制不妊手術は行われなくなりました。しかし、被害者らが20 […]
2023年6月8日 厚生労働委員会質疑「ゲノム医療と差別禁止は両輪だ」
〈質疑〉○天畠大輔君れいわ新選組の天畠大輔です。ゲノム情報を理由とする差別の防止について質問します。代読お願いします。 近年、私たち人間の持つ遺伝情報に基づくゲノム医療が、がんや難病の治療に用いられています。ゲノムとはDNAの全ての遺伝情報を指し、いわば生物の設計図のようなものです。たとえば、がんゲノム医療では、がんの遺伝子を詳しく調べることで、1人1人の遺伝子の変化に応じた適切な治療法や効果的な […]