厚生労働委員会
【2024年通常国会ハイライト⑥】障害年金認定基準 社会モデルに基づく本当の年金制度とはなにか
国は、2025年に年金制度改革を行う方針です。しかし、その多くは老齢年金に終始し、障害年金に対する議論は進んでいません。そのため、日本弁護士連合会をはじめとする障害年金の専門家や当事者団体の多くが、もっと議論するよう要望しています。天畠も当事者団体や専門家の方々へのヒアリングを重ねてきました。 現在の障害年金制度には、障害年金全般に関わる課題と、特に糖尿病をはじめとする代謝疾患の認定基準に関する課 […]
【2024年通常国会ハイライト④】「介助付き就労」を多角的に取り上げました
重度の障がい者が働くためには、仕事時間中も食事やトイレ、移動といった生活動作、また資料読み上げやパソコン操作といった業務補助のための介助を受ける必要があります。これを短く表現するならば、「介助付き就労」です。しかし現在の障がい福祉制度では、就学や就労などにヘルパーをつけられないルールになっています。この理不尽なルールの改正、つまり「介助付き就労」の実現が、天畠の政策の一丁目一番地です。 これまでは […]
【2024年通常国会ハイライト③】服薬をやめると命の危険がある方々への災害対策を強化するよう求めました
糖尿病をもつ人々の中には、インスリンを投与しなければ数日で命を落としてしまう方がいます。しかし、これまでの「大規模災害時の医薬品等供給マニュアル」では、インスリン製剤の確保が「避難所生活が長期化する頃」に位置づけられていました。 昨年11月の臨時国会で厚労大臣に改善を求めた結果、インスリン製剤や注射針等の備品について、災害発生時から3日以内の超急性期に必要な医薬品と同等に取り扱うよう各都道府県に事 […]
【2024年通常国会ハイライト②】障がい者の権利を見えないところで侵害している法律等に問題提起しました
法律は、本当は私たちの生活に非常に身近なものですが、具体的な施策の方向性を定める「●●基本法」や、特別な時にだけ関係する法律は、その影響は見えにくく、気づきにくいものです。2024年通常国会では、見えにくくても重要な論点として、障がい者施策の理念法である障害者基本法改正と、障がいを理由とする法令上の「欠格条項」、そして各自治体の条例・規則に残る「制限条項」について問題提起しました。 障害者基本法第 […]
2024年6月18日 厚生労働委員会質疑「テーマいろいろいきます!意思伝達装置の支給決定スピードは命綱です/委託の相談支援事業の消費税課税問題に誠実対応を」
〇天畠大輔君 代読いたします。れいわ新選組の天畠大輔です。 まず、障がい者の意思伝達装置について伺います。意思伝達装置は、発話困難な重度障がい者にとって、他者とのコミュニケーションを取れるか、それによって社会参加できるかが決まる極めて重要なツールです。 資料1のとおり、意思伝達装置には、例えば指でスイッチを押して文字を入力するもの、視線で文字を入力するものなど、当事者の残存した機能に合わせて様々な […]
2024年6月6日 厚生労働委員会質疑(再生医療安全性確保法等改正案審議)「医療技術の進展で新たな差別が生まれてはならない」
〇天畠大輔 代読いたします。れいわ新選組の天畠大輔です。 遺伝子治療は、細胞加工物を用いるか否かによってex vivo(エクスビボ)遺伝子治療とin vivo(インビボ)遺伝子治療の2種類に分類されます。人の体から細胞を取り出し、遺伝子を改変した後で体に戻すex vivoは「再生医療法」の対象となっている一方、遺伝子の運び屋として機能するウイルスベクター等を直接体内に投与するin vivoは現在も […]
2024年6月4日 法務委員会・厚生労働委員会連合審査(入管法等改正案審議)「障がいのある在住外国人のこと、考えたことありますか?」
〇天畠大輔君 代読します。れいわ新選組の天畠大輔です。制度のはざまに焦点を当てて質問します。 障がいのある外国人が非正規滞在の場合、命や権利が守られないことがあります。まず、事例を2つ紹介します。もともと、就労を条件とする在留資格を持っていた方が体調を崩して働けなくなりました。その後、在留資格喪失とともに健康保険資格も失い、医療機関を受診できないうちに人工透析が必要な状態に陥りました。日本では、身 […]
2024年5月30日 厚生労働委員会質疑「糖尿病だけでも障害基礎年金を受けられます 門前払いを阻止せよ」
〇天畠大輔君 れいわ新選組の天畠大輔です。 糖尿病の障害年金について質問いたします。代読お願いします。 前回質疑でも取り上げましたが、大阪で長きにわたる1型糖尿病障害年金訴訟の闘いに終止符が打たれました。資料1の1をご覧ください。この裁判は、平成29年に1型糖尿病患者がそれまで支給されていた障害基礎年金2級が打ち切られたのは不当だと支給停止処分取消しを求めた集団訴訟です。平成31年に全員が勝訴した […]
2024年5月23日 厚生労働委員会質疑(育児・介護休業法等改正案審議 )「里親にも育児休業を!」
〇天畠大輔君 れいわ新選組の天畠大輔です。まず、大臣に質問です。代読お願いします。 厚生労働省では、障がいを持つ子どもを育てている職員はどれくらいいますか。また、どのような両立支援をされているのか、大臣からお答えください。 〇国務大臣(武見敬三君) 厚生労働省において、職員の家族の状況については、職員のプライバシーを考慮をして、人事上必要な範囲で把握をしております。 そのご指摘のような職員数という […]