市民集会「東京の精神医療体制を問う~なぜ旧滝山病院は生み出されたのか~」に参加しました(2026年2月1日)

東京都八王子市の精神科病院で入院患者に対する看護師の暴行・虐待が明らかになり、日本中に大きな波紋を呼んだ滝山病院事件。 発端となったNHKのEテレ「ルポ 死亡退院~精神医療・闇の実態」が放映された2023年2月から3年を迎えたのを機に2月1日、市民集会『東京の精神医療体制を問う~なぜ旧滝山病院は生み出されたのか~』が八王子市内で開催されました。 202人もの参加がありました。天畠からは以下のとおり挨拶しました。

れいわ新選組の天畠大輔です。皆さんとともに闘い続けます。

「何するかわからない人を、地域でだれがみるの?」「精神疾患と身体疾患の両方がある人を受け入れるのは厳しい」「家族の生活を犠牲にするのか」

精神科病院での凄惨な虐待やその結果の死亡事件が繰り返されてもなお、事件は地域住民や医療・福祉機関関係者の都合を中心に語られます。

滝山病院事件後の入院患者の転退院支援でも、当事者の人権擁護の観点が薄い現行制度の限界が明らかになりました。

滝山病院事件を明るみに出したNHK・Eテレ「ルポ死亡退院」のディレクターは、滝山病院事件を起こした構造を「本人以外はみな幸せシステム」と正確に表現しています。

私は10代の一時期入っていた障がい者施設での管理生活により、無力化されていく経験をしました。精神科病院での長期入院や虐待事件は他人事とは思えません。その立場から、事件後、参議院の予算委員会や厚労委員会でこの問題を取り上げ、退院支援の促進や、そもそも虐待を受けたり見聞きした患者さんのケアの必要性を訴えましたが、思うような結果は出ませんでした。力不足をお詫びします。

一方で、虐待を明るみにしやすいよう、精神科病院内での携帯電話・スマートフォンの使用を自由にすることを国に求める活動は、少しずつですが前進しています。また(先ほど相原弁護士がお話されたように)、昨年10月には、死亡した患者さんのご家族が、滝山病院を提訴するなど、粘り強い活動が続いています。

しかし、何より問題なのは、虐待当事者だけでなく周囲で見聞きした人への説明やケア、賠償などが行われていないこと。東京都は病院に対し被害実態の自主調査もしていません。国も同じです。まだまだ、滝山病院問題は終わっていません。

この集会を開いた皆さんに、感謝を申し上げます。「本人以外はみな幸せ」の一部に、決してなってはいけない。そう決意を新たにしました。

ともに頑張りましょう!