「滝山病院事件の問題点の徹底追及を通して精神医療体制の 転換を目指す院内集会 第2弾~「情報公開」に焦点を当てて~」に参加(2023年4月13日)

2023年4月13日、「もうこれで最後にしよう!滝山病院事件の問題点の徹底追及を通して精神医療体制の 転換を目指す院内集会 第2弾~「情報公開」に焦点を当てて~」に参加し、挨拶させていただきました。

集会で採択されたアピールを以下に紹介いたします。

集会アピール
東京都八王子市の滝山病院事件におけるその暴力の実態、病院が治療の場とは程遠い凄惨な場で
あったことが明らかになりつつある。
精神科病院に対しては、法に基づき行政が立入検査、実地指導を行うことになっている。滝山病院も定期的にこれらが行われていたが、暴力だけでなく、同院の問題点は長年に渡り見過ごされてきた。この間も、市民団体等は630調査などの情報開示活動を行いながら死亡退院率の高さをはじめとする問題点を指摘し続けてきた。
現状、行政の行う立入検査、実地指導の結果は開示請求をしても開示されないことがほとんどである。しかしこれらの貴重な‘‘情報’'は、当該病院と行政の間で留められるのではなく、広く公開され検証されたり、医療選択に資するよう活かすべきものである。また630調査には貴重な情報が多く含まれているが、社会情勢の変化により、あるいは地域により、情報が未だ開示がなされないなど極めて不安定な状況にある。情報公開法第1条は「この法律は、国民主権の理念にのっとり、行政文書の開示を請求する権利につき定めること等により、行政機関の保有する情報の一層の公開を図り、もって政府の有するその諸活動を国民に説明する責務が全うされるようにするとともに、国民の的確な理解と批判の下にある公正で民主的な行政の推進に資することを目的とする。」としている。情報公開こそが民主主義が機能するための不可欠の鍵である。自らが民主社会の一員として生きるために、また精神科病院をより適切なものにしていくためにも、広く病院の情報の公開を求め、様々な観点から検証、検討を行っていくことが必要である。このような観点から私たちは、広く国民、市民が連帯していくことを宣言する。
令和5 (2023) 年4月13日
「もうこれで最後にしよう! 滝山病院事件の問題点の徹底追及を通して
精神医療体制の転換を目指す院内集会第2弾」参加者一同

天畠の挨拶内容は以下の通りです。

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あ、か、さ、た、な話法)れいわ新選組の天畠大輔です。滝山病院事件を風化させてはいけません。代読お願いします。

代読)滝山病院事件を風化させないため、様々な切り口から問題提起する皆さんの活動に、敬意を表します。先月の院内集会では、精神科病院での虐待事件では、病院への行政処分にだけ焦点が当たりがちで、虐待を受けた当事者やほかの患者たちに対する退院支援、回復のケア、謝罪などが置き去りにされがちとの指摘が、本当にその通りだと胸に響きました。国会で精神科病院のことを質疑する中で、やはり患者の権利擁護の視点、また虐待は必ず起こるものという視点が弱いと痛感しています。今後も皆さんとともに、当事者目線で、取り組ませてください。よろしくお願いいたします。

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あかさたな話法で挨拶する天畠。天畠の右側に座る介助者が右手でマイクを持ち、左手で天畠の合図を読み取っている。